~ 屋根探訪Ⅱ ~
みなさま、こんにちは。
本日は25回目の投稿です


                        
今回は またまた 『屋根』 のおはなし


たまたま前を通りかかったので
宮ノ下 の 「富士屋ホテル」 に少しだけ寄らせて頂きました

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「登録有形文化財」 に指定されているので
もちろん 和洋折衷の外観 も ステキ なのですが
私がまた心惹かれたのは 「屋根」
特に注目すべきは玄関ポーチの 唐破風の屋根 です


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写真の様に中央部を丸く盛り
曲線状 にした 破風 のことを 「唐破風(からはふ) と呼びます。
そして、この 唐破風 の下に取り付けられた 装飾 を 「懸魚(げぎょ) と呼びます。

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懸魚 は木造の建物を 火災 から守るため、火除けのおまじない としてつけられ
水 に代わって関わりの深い を屋根に けることによって
「水をかける」 という意味があります

とは言っても日本では魚の形はしておらず
権威の象徴でもあったため、装飾性が強いようです。
もちろん 棟木 などの木材を 保護 するためでもあります。

こちらの 「花御殿」 の懸魚は バラ と 鳩 のデザインで
唐破風の上に ライオン の像が鎮座しています


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さらに気になったのは 雨樋
軒出 があり、軒樋 から 竪樋 までの距離が長いので
固定されず宙に浮いてしまう引き込みの樋が
軒天にさりげなく固定されていました



    今回もステキな屋根に出会えてまた癒やされています

たなか
[2021/05/08 20:49] | 未分類 | page top
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